2月2020
2020 水谷ペイント パートナー施工店勉強会
(2020年02月14日)開始前の状態です。
この様な感じで勉強会スタートしました。
タイルの劣化症状と塗装の必要性について
(2020年02月05日)モダン、和風や洋風などの豊富なデザインで、建物を演出するタイル外壁。汚れやキズ、紫外線や凍結などの【自然環境から長期に渡って】住まいを守ります。色褪せしにくい耐久性の高さによって、メンテナンスが軽減出来るのも特徴の一つです。こだわって選んだタイルが、時を重ねるごとに【味わいが増す】よう定期的にメンテナンスをしましょう。
タイルの汚れ
そもそも、タイルは汚れが付きにくいためお手入れはあまり必要ありません。雨水なども染み込みづらいため、大抵の汚れは雨と共に洗い流れます。ただし、【雨でもなかなか落ちない汚れ】がどうしてもある場合は、水で拭いてあげるか、薄めた中性洗剤で拭きとるだけで十分です。ブラシでこする場合は強弱に気をつけてください。
タイルにヒビ割れ
地震の影響なのか施工不良なのか、いずれにしても万が一ヒビ割れや破損を見つけた場合は、専門の業者に連絡してください。タイルの裏にある【下地自体も割れている】可能性があります。つまり、「雨漏りする可能性があるからちょっと見てもらおう!」と言う事です。雨漏りしていない場合でも、補修するなり交換するなり対処しないと、いずれ雨漏りする危険性があります。放置しておいても、何も良い事はありません。
タイルに塗装
よっぽどの事が無い限り、タイルに塗装は必要ありません。もともと耐久性や防水性が高いからです。塗装工事で塗りつぶしてしまうと、せっかくの質感や演出しているデザインなどが失われるだけです。どうしても「ツヤが欲しい!」と言う場合はクリヤー塗装をする事は出来ます。
タイルのコーキング
基本的にメンテナンスフリーのタイルですが、まわりの目地などにコーキングが使われている場合は【必ず劣化】するため、雨漏りを防止する役目として定期的なメンテナンスは必要です。
まとめ
基本的にはメンテナンスフリー。しかし、汚れてしまう事があるため、たまには水などで拭いてあげましょう。また、ヒビ割れがある場合は【専門の業者に相談】して原因追究を。その他、一部の箇所だけタイルが浮いている!などの症状がある場合も専門の業者に相談です。数十年先の事を考えたお手入れを心がけると、味わい深いタイルに変わります。
トタン屋根(瓦棒)のメリットとデメリット
(2020年02月05日)数ある屋根のひとつにトタン屋根(瓦棒)と言う屋根材があります。薄い鉄板を重ね葺いた屋根で、徐々に普及されはじめて【日本瓦よりも安価】だった事から流行しました。通常の屋根よりも緩やかな勾配にも対応ができ、つなぎ目が少ないのが特徴です。最近では需要が減少傾向にありますが、まだまだ全国各地で活躍しています。このトタン屋根(瓦棒)の基本的な知識とメリットやデメリット、劣化した際のメンテナンス方法をお届けします。
トタン屋根(瓦棒)の基本的な知識
最もよく採用されていたのは1950年代~1980年代と言われています。現在主流のスレート屋根(板状の屋根材を何枚も張り合わせた屋根)が無かった時代に多く施工されました。瓦と言う字が付いていますが、実際には【鉄で出来た鋼板】の表面を【亜鉛でメッキ処理】した屋根材です。加工性に優れており、あらゆる形の屋根に対応が出来ます。
トタン屋根(瓦棒)のメリット
日本瓦と比べると安価で非常に軽量なため、【耐震性が高く】建物に大きな負担を掛けません。つなぎ目が無いため雨水などが侵入しづらく、雨漏りしにくいのがメリットの一つです。金属屋根なので破損にも強く、【雪下ろしをしても耐える事が出来る】ため積雪にも強いという印象があります。様々な屋根の形に対応ができ、工事の日数もそこまでかかりません。
トタン屋根(瓦棒)のデメリット
外部からの熱が通りやすいため、室内が熱くなってしまう事があります。場合によっては【断熱材を入れるなどの対策を行う必要】があります。また、屋根に打ち付ける雨音が気になると言う方も。遮音性が低いため、音に敏感な方はストレスを感じるかもしれません。原材料が鉄で出来ているため、一度サビが発生すると広がりやすくなり、気づいたら穴が開いていると言う事もあります。
トタン屋根のメンテナンス方法(塗装)
サビが発生する前に塗装を行うのが一番です。サビがどんどん広がると、それだけメンテナンスに時間や労力が掛かるため、業者に依頼した際には【安くない工事金額が発生】してしまう可能性があるからです。出来るだけ早めのお手入れが必要なのがトタン屋根(瓦棒)です。水で洗う高圧洗浄、汚れやサビを落とすケレン作業、サビ止め塗料を塗ってからトタン屋根(瓦棒)に適した塗料で仕上げる事が大切です。注意点としては、高圧洗浄をしっかり行ってから乾燥させる事、ケレン作業をする際に素地を傷つけない事、塗った塗料に乾燥期間を設ける事です。
トタン屋根のメンテナンス方法(カバー工法、葺き替え)
どうしても塗装では解決できないと判断した場合、今あるトタン屋根(瓦棒)の上から、新しい屋根材を設置して解決する【カバー工法】と言う工事が出来ます。廃材がほとんど発生しないため費用や工期を抑える事が出来る反面、屋根の重量が増してしまったり、劣化状況によっては施工が出来ない事もあります。次に、今あるトタン屋根(瓦棒)を完全に撤去してから新しい屋根材を設置する【葺き替え】という工事も出来ます。屋根が新しくなるため、次回のメンテナンスまで期間が長くなり、軽い屋根材を使用することで耐震性も向上します。しかし、廃材が大量に出てしまう事や工期が長くなるデメリットもあります。いずれにしても、【塗装では難しいと判断した場合】にも「他に工事方法があるんだな!」とだけ覚えて頂ければと思います。
まとめ
耐用年数が他の屋根材に比べると短いため、その分お手入れが必要になります。出来るだけ安価に抑える場合は【小まめな塗装工事】を行う事ですが、長い目で見た場合には新しい屋根材にしてしまうのも一つの手です。いずれにしても、建物を守る役割をしているトタン屋根(瓦棒)ですから、たまにはご自身の目で様子を見てください。色が褪せていないか、雨漏りしていないか、サビが発生していないかなど、分かる範囲で見る事が大切です。
外壁材の種類と見分け方
(2020年02月05日)ひと昔前はモルタルと言う外壁材が一般的でしたが、現在はサイディングと言う外壁材が主流になっています。【時代のニーズに合わせて】意匠の物も増えてきました。この様々な種類の外壁材は、リフォームする施工方法や特徴が変わります。どの外壁材なのかを知っておくと、いざメンテナンスをする時に「どうしよう・・・」が少なくなると思います。所有している外壁材を正しく知っていれば、快適に住み続けるヒントにもなります。
モルタル
施工の難しさや手間(工期が長くなる)から、現在の新築ではあまり施工されていませんが、現在塗り替えを考えている建物がモルタルと言う事はよくあります。モルタルは凹凸などのデザインがあれど【つなぎ目】が無いため【一枚の平面】に見えると思います。モルタル壁を端から端まで見ると、すき間や目地にコーキングが打たれている訳では無いので、どちらかというと分かりやすい特長をしていると思います。
サイディング
窯業系、木材系、金属系、樹脂系など様々なバリエーションがあるサイディング。住宅に使われている事が多い【窯業系】サイディングの特徴は目地がある事。ボードとボードの間にコーキングがあります。現在の日本では、サイディングのほとんどが窯業系と言って良いほどのシェア率を誇っています。【樹脂系】もボードを貼り付ける工法ですが、コーキングは使用せずに重ね合わせています。日本ではまだ定着していませんが、アメリカ国内においてはシェア率は高めです。【木材系】は、そのまま「木」なので見分けやすいと思います。人工物特有の不自然さが無く、自然を手がけたデザインに心打たれた方の満足度は高いのではないでしょうか。【金属系】は、工場や倉庫などに使われていることが多くありましたが、評価が高まるにつれて住宅にも使用されるようになっています。金属系なので、一般的に使われている窯業系に比べて手触りや叩いた時の感覚と音が全く異なります。
ALC
パッと見ただけで、サイディングとALCを見分けるのは難しいかもしれませんが、【ボードの大きさ】で判断する事が出来ます。縦張りの場合ボードが縦にのび、地面から約3mの高さに目地がある場合は窯業系サイディングです。建物によっては、1階と2階の中間あたりにある幕板で隠れている事もありますが、【幕板があるだけ】で窯業系サイディングと判断する事も可能です。厚みもサイディングに比べるとほぼ倍近くになります。判断基準の一つとして、【外壁よりも内側に窓が多くある】のがALCの特徴の一つです。また、戸建て住宅では横張りで施工されている事が多くあり、サイディングと見分ける方法の一つとして、サイディングよりもALCの方が【コーキングの幅が広い】です。
タイル
タイルに似せた窯業系サイディングや金属系サイディングもありますが、シーリング材が間隔で使用されているのがサイディングです。ちなみにタイルは【塗り替えの必要】はありません。定期的に洗浄してください。ただし割れ、浮きなど点検、修理し場合によってはタイル目地の打ち増しが必要です。
まとめ
いかがでしょうか。たくさんある外壁材の、どれが建物に使われているかが分かるだけでも十分です。これが分かるだけで、今後のメンテナンス時期になった時に役立ちます。実際にご自身でメリットやデメリット、特徴などを調べる事が出来るようになると、建物調査を依頼した【業者の言いなりになる可能性】が低くなると思います。また、どうしても「見て判断が難しい!」と思った場合は、専門の業者に聞くと良いでしょう。外壁リフォームは何度もやる工事ではありません。しかし、いざ工事を注文すると【決して安い工事金額】でもありません。ご自身で調べる事は調べる。任せる事は業者に任せる。が、失敗しない工事につながります。
セメント瓦の劣化症状と最適な工事とは何か
(2020年02月05日)セメント瓦とは、【モルタルと砂を混ぜて】成形した物を【型に起こして】形にしている屋根材です。今ではほとんど生産されていないメーカー品も多くなりました。このセメント瓦、厚みがあって頑丈ですが【防水するための塗料を塗っている瓦】のため、紫外線や雨風などによって劣化すると色が褪せたりします。また、水に弱い性質があり、雨水が浸み込むと【セメント瓦の成分が脆く】なります。
セメント瓦が色褪せている
初期症状に起こるのが色褪せです。新築時はキレイに塗装されていますが、経年劣化によって色がくすんできます。だんだんと色が褪せてくると言う事は、セメント瓦の【表面に塗った塗装の効果】が薄くなってきていると言う事です。薄くなればなるほど雨水をはじく力が弱まっているため、セメント瓦が脆くなる可能性が高まります。建物の内部に水が侵入しないように、防水処理を施してあげるのが長く保つために必要です。
セメント瓦にコケが発生している
日当たりが悪い面に発生しやすいコケ。お客様から相談を受けて調査にうかがった所、セメント瓦に「コケがビッシリと発生していた!」なんてケースもしばしばあります。【水をはじく力が弱まった影響】で雨水が乾きにくくなったり、【風の影響で飛んできた土】が積まれて繁殖したコケは、環境が増殖に適していればどんどん増え続けます。このコケに悩んでいる方は、防水塗装を業者に依頼する際に必ず【防カビ性】のある塗料があるかお聞きください。
セメント瓦が割れている
セメント瓦は、水を吸うと【膨らもう】として、乾くと【元に戻ろう】とします。この動きを繰り返すうちに負担がかかり、いずれ割れてしまいます。また、地震などの影響で割れる事も。割れていると言う事は、さらに【水が侵入しやすくなるため】良い事はありません。割れた部分はコーキングで補修しても一時的な問題なので、出来るだけ早めに、セメント瓦へ防水塗装をするお手入れが必要です。
セメント瓦から雨漏りしている
セメント瓦は、【ヒビ割れなどの影響】によって雨水が中へ入ろうとします。瓦の下には防水シートが敷かれており、その下には屋根材を支えている野地板があります。屋根から内部の天井などに雨漏りしていると言う事は、この【防水シートが機能を無くし】野地板を腐食させながら【内部に雨水を入れている可能性】が高くなります。通常のメンテナンスですと防水塗装を施してあげる方法ですが、ここまで雨水が侵入してしまうと、防水シートと野地板を補強または交換しなければならないかもしれません。【早急な対応と対策】を考える必要があります。
最適な工事
現在の状態によりますが、高圧洗浄機でコケなどをキレイに洗い流し、ヒビ割れしている箇所を補修してから屋根を塗装してあげるのが【コスト的にお安くなる】と思います。使用する塗料は防カビ性がある普及率の高いシリコン塗料で十分です。熱エネルギーを反射させる遮熱塗料を検討されている方もいるかもしれませんが、もともと厚みがあるセメント瓦に使用しても【効果が実感しにくい】可能性がありますのでご注意ください。また、お客様のご予算や住まわれる年数によっては塗装工事ではなく、セメント瓦を撤去して新しい屋根に替える事も一つの手です。
まとめ
使うだけでオシャレになるセメント瓦。デザインが気に入って選ばれた方も多いのではないでしょうか。このセメント瓦、日本瓦と違ってメンテナンスが必要です。もともと【耐久性が高い】と言われていますが、【防水性が無い】ため定期的に塗装をしてあげる事が大切です。また、瓦自体ではなく漆喰(粘土などをねり合わせた物)が傷んでいる場合もありますので、専門の業者に調査してもらい、現状の確認と最適な修繕方法を相談しましょう。
ALCとは⁉特徴や塗料選びの注意点
(2020年02月05日)ALCとは、サイディングよりも厚く、マンションなどに使われているコンクリートより軽い【軽量気泡コンクリート】です。このALCは、サイディングと同様に工場で生産された物を加工して取り付け、現場でコーキングをしてから塗装を行う外壁材です。ALCの内部は【気泡が空いている】ため夏は涼しく冬は暖かい断熱効果が期待できるメリットがありますが、【気泡が空いている】分、内部の気泡に水が浸透してしまうと【耐水性が低下して凍害を起こしてしまう】デメリットもあります。いかに防水性を落とさずに守り続けるかが重要です。
ALCの厚みと耐熱性について
先程少し解説した通り、サイディングよりもALCの方が厚みがあります。厚みがあると熱が伝わりにくく外気温の影響を受けにくいため、【冷暖房の費用を節約】する事も出来ます。断熱効果によって建物の温度差が無くなると、空気中の水蒸気が冷えて生じる【結露の仰止】にもつながります。この厚みはメーカーごとの規格なので、おいそれと厚みを変更する事は出来ません。「もっと断熱性が欲しい!」と言う方は建物の内部にある断熱材を変える他ありません。
ALCの耐久性と耐候性
サイディング自体の耐久性は30年前後と言われていますが、ALC自体の耐久性は50年前後と言われています。あくまでも防水性がしっかり施してある状態の場合であり、【ヒビ割れや雨漏り】などのトラブルになった場合は耐久性はどんどん下がります。サイディングもALCも経年劣化によって痛みが進行しますので、【10年前後に1度は塗装を考える時期】となります。また、ボードとボードの間にあるコーキングも、そのタイミングで打ち替えるメンテナンスを行えば良いと思います。
ALCの遮音性について
サイディングに比べると重く、マンションなどに使われているコンクリートよりも軽いのがALCです。また、ALCに含まれている【気泡が音を跳ね返す】と言うメカニズムがあるため、歩く音や、何か物を落とした際に出る音を小さくしてくれる【遮音性】と言う特徴があります。
ALCのコーキングについて
サイディングもALCも、工場で生産されたボードを【現場で貼り付ける工事】を行っています。その際、ボードとボードの間にはコーキングを打ちます。このコーキング工事、サイディングの場合は新築時にボードを貼り付けてからコーキングしますが、ALCの場合は【ボードを貼り付けてからコーキング】を行い、さらに塗装をします。その分、紫外線や雨風からコーキングを守るため、サイディングよりも痛みの進行は遅くなります。ただし、ALCのボードは【サイディングよりもコーキングを打つ箇所】が非常に多くあります。経年劣化によってコーキング工事が必要とされた場合には、費用は高めになります。
最適な塗料
他の外壁材にも同じ事を言えるのですが、劣化が激しくなってしまうと建物の構造自体に大きなダメージにつながります。特にALC自体には【防水性が無い】ため塗装は必要不可欠です。
モルタルと同じように【内部の湿気は外に逃がすが雨水は侵入させない】と言う透湿性のある塗料がおすすめです。この塗料選びを間違えてしまうと、蓄熱性の高いALCの特徴によって新しい塗膜が膨れたりする可能性があるため慎重に決める事が大切です。その他、【コケが発生しやすい】などの劣化状況によって防水性以外の機能がある塗料選びも出来ます。兎にも角にも、水を吸収しやすく水に弱いため、【防水性の高い塗料】を塗る事が重要です。
まとめ
ALCはサイディングに比べ断熱性や耐久性が高い反面、コーキングをする箇所が非常に多いため、コーキングが脆くなるとその分費用が高くなります。また、防水機能が低下してしまい、ボード自体に塗装をしても【解決出来ないぐらい】の痛みが進行している場合はボードを交換する必要があります。ヒビ割れやコケが発生している、手で触ると白い粉のような物が付いてしまう場合は無料相談をご利用ください。現在の状態と建物や費用に合う塗料と施工方法をご提案いたします。
サイディングの種類と特徴、ぴったりの塗料
(2020年02月05日)サイディングとは、外壁に塗って仕上げた壁材ではなく、建物の骨格に合わせて【貼り付けた板状のボード】です。今では一般的な住宅にもっとも普及したデザイン豊富な外壁となります。意匠性が高い半面、ボードとボードの間にある【コーキングが劣化】しやすく、すき間から雨水が侵入してしまうと、雨漏りに繋がる可能性があります。また、ボード自体の塗膜が弱まると【水分を吸収しやすく】なるため、防水機能が失われる前にメンテナンスをする必要があります。
窯業系サイディングについて
主に戸建住宅に使用されていますが、最近では住宅以外の分野にも使われるケースが増えています。この窯業系サイディングはメンテナンスをする事が前提とした外壁材のため、【住宅に水を入れない】ようにするメンテナンスを定期的に行います。特に、ボードとボードのすき間にあるコーキングが劣化すると雨水が侵入しやすくなり、外壁はもちろん内部の躯体も劣化速度を速めてしまうので【非常に注意が必要】です。窯業系サイディングボード自体に防水機能が無いため、長持ちさせるためには早めに外壁に塗装を行ったりコーキングを新しく打ち直すメンテナンスが必要です。
金属系サイディングについて
金属の板で作られた、【断熱性や防音性が高い外壁材】です。軽量なので建物への負担も少ないため耐震性も優れています。金属系サイディングは、今の外壁の上から貼り付ける【張替え工法】と言うご提案としてお話する事があります。一般的な外壁塗装に比べると、メンテナンスをする周期が長くなるため、20年後30年後を考えた場合のコストパフォーマンスが安くなるかどうかを、お客様と相談するケースが増えています。とはいえ、金属サイディングも【変退色、汚れ】が発生するため定期的な塗装メンテナンスは必要です。
木材系サイディングについて
無垢の木材を使った木材系サイディングは、独特で自然な風合いが得られます。また、断熱性が高いのも特徴の一つです。そんな木材系サイディングは、時間と共に味が出る反面、水に弱いため早めのお手入れが必要です。【カビや水シミ】が発生すると、【シミを抜く作業や色を合わせる手間】がかかります。木の性質上、長期間放置しておくと腐食してしまう可能性もあり、状態によっては張り替える対処法しか出来ない場合もあります。愛着のある木材を守るためには、まずは相談から始めてみましょう。
樹脂系サイディングについて
塩化ビニル樹脂を原料として作られたサイディングボードです。他のサイディングボードと比べると【耐久性が非常に長い】のが特徴の一つです。この樹脂系サイディングはボード自体に色が付いているため、【色落ちなどの変色もしづらく】メンテンナンスをする頻度を抑える事が出来ます。ただし、デザインが他のサイディングと比べると少ないため、気に入るデザインが無い・・・と言う事も。金属系サイディングと同じように、今の【外壁の上から貼り付ける工法】も可能です。樹脂系は非常に軽いため、建物にかかる負担も少なくてすみます。
最適な塗料
窯業系サイディングは目地が命です。耐久性の高いコーキングを使って雨漏りする原因を防ぎましょう。外壁に塗る塗料は【伸び縮みしにくい】塗料がおすすめです。夏など表面が高温になると塗った塗膜が柔らかくなり、膨らんでしまう可能性があるからです。金属系サイディングは、もともと耐久性が高いため高額な塗料を使う必要性はありません。サビにくい性質の金属系サイディングもありますが、まったくサビない訳ではありませんので、サビを防ぐ塗料がおすすめです。木材系サイディングは、そのまま木部専用の塗料がおすすめですが、その中でも種類がたくさんあるため聞いていただくのが一番だと思います。樹脂系サイディングは、もともと色が付いているため塗装をすると言うよりも、定期的に洗浄など別のメンテナンスをした方が良いでしょう。
まとめ
サイディングの種類によってメンテナンス方法が異なります。大切なのは、メンテナンスをするタイミングを間違えてしまうと、劣化状況によっては大規模な工事になる可能性があります。大きな病気になる前に予防をするのと同じように、建物も自分の体だと思って考えてみてはいかがでしょうか。
モルタルのよくある症状と最適な塗料
(2020年02月05日)モルタルとは、砂とセメント、水とを練り混ぜて作る外壁材です。日本住宅の外壁材として、多彩なデザインで広く使用されています。つなぎ目やコーキングによるジョイントが無く、熱くなりづらい利点がある反面、表面塗膜が【色が褪せる】【ヒビ割れが起きる】【剥がれたり膨れてしまう】と言う欠点があります。この点を踏まえて、今回は外壁モルタル塗装に起こりやすい症状や最適な塗料について解説したいと思います。
外壁モルタル塗装の色が褪せている
【色褪せ】は、劣化の初期段階です。主な原因は、【太陽光の熱】【紫外線】【雨風】などによって晒された塗膜が劣化したためです。急いで塗装する必要はありませんが、初期症状なので「色が褪せてきたな」と思ったら塗り替えを1度は考える時期となります。このまま放置した場合、急いで工事を行う必要はありませんが、次の段階になるとチョーキング現象(手で触ると白い粉のような物が付く事)と言う症状が発生します。
外壁モルタル塗装にチョーキング現象が起きている
チョーキング現象(手で触ると白い粉のような物が付く事)が起きると、外壁の【防水効果】が切れていると言うサインです。また、塗装工事を適切に行わなかった場合にもチョーキング現象が起きてしまう事もありますので、その場合は工事を行った業者に相談した方が良いと思います。このチョーキング現象を放置してしまうと、外壁は雨水を吸収しやすくなりコケやカビの原因に繋がります。さらに悪化すると、ヒビ割れが起きる可能性があります。
外壁モルタルの塗膜にヒビ割れが起きている
地震や車の振動、外壁の経年劣化などによって、モルタルに【ヒビ割れ】が発生してしまう事があります。この【ヒビ割れ】は、必ず雨漏りになる訳ではありませんが、中には雨漏りに直結してしまう事も少なくありません。特に多いのがドアや窓サッシの廻りです。内部に侵入した雨水などが木材を腐食させてしまうと、大工工事が必要になり修復費用も大きくなってしまいます。モルタルの建物を長持ちさせるには【ヒビ割れ】の大きさに合わせた適切な処置を早めに施してあげるのが一番です。
外壁モルタルの塗膜が剥がれたり膨れている
塗装工事をした際に、密着性が高い下塗り材(接着剤のような役割)が不十分だった可能性があります。モルタルは凹凸が多くザラザラしています。特に下塗りを細かくていねいに塗らないと全体に塗料が行き届かず、上から塗った仕上げ塗料が【膨れてしまう】事があります。【膨らんだまま】放置すると、いずれ膨張して割れて【剥がれて】しまいます。また、外部から水分などが侵入してしまい、温度上昇した際に気化して【膨らむ】事もあります。いずれにしても、放置しても良い事はありません。
最適な塗料
表面に【ヒビ割れ】が発生しやすい外壁モルタルには①【シーラー】と言われる下塗り材(接着剤のような役割がある塗料)を最初に使い【塗装する外壁】と【仕上げ塗料】の密着性を高めます。②外壁の劣化が進行している場合は、仕上げ塗料がムラにならないように、もう1度下塗り材で塗装する事もあります。下塗り材の役割や種類がたくさんある中で、ゴムのように【柔軟性と伸縮性】がある下塗り材が【ヒビ割れ】しやすいモルタルにはおすすめです。③仕上げに塗る塗料は【透湿性】が高い塗料を使います。簡単に解説すると、内部の湿気は外に逃がすが雨水は侵入させない!と言うイメージの塗料です。【膨れ】の症状も抑える事が出来ます。
まとめ
外壁モルタル塗装の塗替え時期は8~15年と言われていますが、建物の状態によって工事をする時期が変わります。気になった方は無料相談を行っていますのでお電話ください。適切な時期にメンテナンスをする事が建物の機能や美観を維持していくために重要となります。